ケア大宮で実施しました、認知症ケア研修の様子をお伝えします。
この研修は、企画から検討、準備に長い時間を費やし、やっと実現した研修です。

それは……
VR（Virtual Reality）を活用した研修です！

介護の研修も、とうとうここまできましたか…

今回、使用したのは『VR認知症』（株式会社シルバーウッド）　というコンテンツです。
このVR研修の特徴は、「認知症を学ぶ」のではなく、「認知症を体験する」ことで、認知症のある方への理解を深めることを目指し、体験ごとに参加者同士で本人視点で「何を思ったか」「何を感じたか」「どうしてほしかったか」を話し合い、認知症がある方を取り巻く環境をどのように整えることが必要か意見を出し合うことです。

今回の研修もこの趣旨に沿って企画しました。

ただ“体験する”だけでは終わらないというところがポイントで、体験後に本人視点で実感のこもった意見交換ができるので、研修受講後からすぐに職員の行動変容が期待できると思いました。

研修の様子はこちら↓

グループディスカッションでは、
　　　　
「◯◯さんはこんな風に見えていたのかな」など、すぐにご利用者と結び付けて、実際の場面も思い浮かべながら考えていました。
さすが！　プロフェッショナルの集まりですね！

参加した職員からは、「すごくよかった」「こんな研修ならこれからも参加したい」といった声が挙がり、大好評でした。

とても有意義で充実した研修になったのではないかと思います。

さいたま市の高齢化率は23.21%となり、超高齢社会を迎えています。さらに、さいたま市の認知症高齢者は3万人を超えているといわれています。認知症ケアは地域社会の課題であり、当施設としても地域の方のニーズにお応えできるように日々努力する必要があると考えております。

今後もより質の高いサービスを提供し、地域のしあわせ創りに貢献すべく、努力してまいります。